赤穂城

Basic information
name赤穂城
another name加里屋城 大鷹城
selected100名城 60
location兵庫県赤穂市加里屋

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Data




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Record

攻城日時

2022年10月17日

攻城手段

のぞみ JR神戸線新快速 山陽本線 播州赤穂線

攻城記録

 兵庫県の100名城、赤穂城。軍学の粋を具現した独特の城。赤穂浪士の浅野家でとても有名。

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 赤穂城は1645年(正保2年)に常陸国笠間から入封した浅野長直が、近藤三郎左衛門正純に築城設計を命じ、1648年(慶安元年)より13年以上に亘る歳月を費やし、1661年(寛文元年)に完成したもの。千種川の三角州上に築かれた城は海を背にした海城だった。
 その縄張りは甲州流と山鹿流を取り入れたものだと伝わる。近藤正純の指導のもと甲州流軍学によるものと、そして一部、二の丸枡形虎口付近は山鹿素行が設計変更したと伝えられている。櫓台を石垣の塁線から突出させるなど横矢がかりを多くしている。 本丸と二の丸は輪郭式、二の丸と三の丸の関係は梯郭式になっており、近世城郭史上非常に珍しい変形輪郭式の海岸平城とされている。
 城郭の規模は、10の隅櫓、12の門があり、曲輪の延長は2847mに及ぶ。塁石、防壁、諸門、本丸御殿などが整えられ、居城としての威容が示されたが、天守台のみ築かれて天守は構築されなかった、
 三代続いた浅野家だが刃傷事件により断絶し、その後は永井家、次いで森家の居城となる。明治の廃藩置県後、赤穂城は払い下げられ、屋敷地は民有地となった。※以上HP等から引用

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 さて、赤穂城。始発に乗り東京駅に5時45分着(新宿の乗り換えを頑張れば5時34分着)。東海道新幹線のぞみに乗り6時出発、8時22分新大阪着。明日の仕事のため今日は大阪梅田の指定のホテルに泊まるのだが、その前に赤穂城と明石城の二つを回る予定。100名城巡りとしては赤穂が79城目、明石が80城目になる予定。

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 JR神戸線新快速に乗り8時42分発、姫路でJR山陽本線(播州赤穂行き)に乗り換え、10時40分播州赤穂駅に到着。新大阪からは2310円。ちなみに乗り換え不要だが相生からはJR播州赤穂線になる。 乗り換えがあまりよくないこともあり、東京からここまで4時間40分。大阪からでも1時間40分ほどかかった(新幹線代をケチるからだが)。なかなかに遠い。そもそも兵庫県は広くて、東は甲子園球場あたり、南は淡路島も入り、北は日本海にかなりの面積で接している。そして西の端がここ赤穂あたりとなる。
さて赤穂駅に着いた。無人駅のような小さな駅が多い中でこの辺りでは大きな駅なのだろう。駅看板などを見ると赤穂浪士をやはり前面に打ち出している。天気は生憎のしとしと雨。南口から歩いて1.7km20分ほど。歩く。城通りという名前なのだろうか。通りの左右には飲食店や蕨餅屋などがちらほら。しかし今日は平日の月曜日。高校生集団とすれ違うくらいでほとんど人気はない。今日は2城予定だし、無理はしないと決めている。ゆっくり歩く。恒例のマンホール写真を撮ろうと足元を探すのだが、ご当地らしきものが見当たらない。というよりマンホールの中身は背景の地がそのまま使われているようで、むしろそれが赤穂のご当地マンホールなのか。そんなこんなで真っ直ぐてくてく歩いて、赤穂城の大手門に到着。
 大手門の右には立派な隅櫓があり、しとしと雨の下静かに佇んでいる。強くさえ降らなければ雨の城もまたよい。全体がしっとりとした質感になり、静かな気持ちで見ることができる。しかしその大手門を進むと様子が一変。奥行きが狭く横幅のある桝形の桝形が配置され、ここが戦闘用の建物だということを改めて思わせられる。
 さらに奥に進み、有名な大石神社に到着。「庭園入口前の大石神社に赤穂浪士の石像がありなかなか壮観」と友人から教えてもらっていた。その通り、壮観。表門と裏門とに分かれて打ち入った24人が左右にずらっと居並ぶ。一番奥、神社側の左右に大石内蔵助と大石主計守?か。バスツアー団体のおじいさん方が好みそうな観光地だ。神社の外周を赤穂浪士討ち入りのパネルが展示されており、見て回る。江戸城の松の廊下、永代橋、回向院、泉岳寺と、馴染みのある東京の地名が出てくる。
 さて、ここはまだ本丸ではない。本丸に向かう。本丸には門があり左右に土塀、下には水堀が配置されている。土塀は角度が折々でつけられており、死角のなさを伺い知る。本の紹介で軍学の粋を具現化した城であるとあったが、先ほどの桝形といいまさに戦闘用の城。門から入り桝形を抜けると本丸跡。奥には天守台もあり登ることができる。本丸の門には100名城スタンプが設置されていて、忘れることなく押すことができた。79城目。 一通りみて、厩門から出る。厩門から出て振り返ると、ここもまたまあ土塀に角度がつき、突き出た櫓台などと合わせて死角なし。これまで見た横矢がかりの中では一番かも。
 ここで攻城は終了。ゆっくり駅に戻り、赤穂の塩らーめんをたべ、次なる明石城に向かう。

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today's ramen

『赤穂らーめん麺坊主』 (JR播州赤穂線 赤穂駅) 赤穂塩らーめん 650円



impressions

赤穂と言えば塩。赤穂の塩を使った塩ラーメンが売りと謳っている駅連結のプラットAKOという建物の2階にある、らーめん麺坊。他にそう選択肢はなくここに入る。 赤穂塩らーめん650円(※ランチタイム時はサラダか麺大盛りかライスが付く)を注文。 旨味なのか、赤穂の塩つかってるというプラシーボなのか、やけに甘みを感じる。ごくふつうのらーめんだけど、値段相応にうまかった。ごく普通のらーめんだけれども。



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