備中松山城

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name備中松山城
another name高梁城
selected100名城 68
location岡山県高梁市内山下

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Data




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Record

攻城日時

2019年2月10日

攻城手段

JR伯備線 乗合タクシー

攻城記録

 現存天守12城のうち一つ、唯一の山城、備中松山城。今回の攻城の中でも一番の楽しみであった。城の歴史は古く、鎌倉時代の1240年(延応2年)に当地の地頭に任命された秋葉三郎重信により、臥牛山の大松山に砦が築かれたことに始まる。

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臥牛山は標高480mの山で、北から「大松山」「天神の丸」「小松山」「前山」の4つの峰から成っており、現在一般的に備中松山城と呼ばれているのは、この内の小松山の山頂を中心に築かれた近世城郭のことを指す。城の縄張りは時代とともに変化していくが、1574年(天正2年)当時の城主三村氏の時に起きた「備中兵乱」では、臥牛山全域に21個の砦が築かれ一大要塞となっていたそう。三村氏が滅び、その後は、毛利氏の東方進出の拠点の一つとなる。毛利氏が防長2国に退いてからは、備中国奉行として赴任してきた、小堀正次、小堀政一(遠州)親子により修改築がなされた。以降、池田氏、水谷氏(みずのやし)、安藤氏、石川氏、板倉氏と城主が移ろい明治維新を迎える。現存天守は、1683年(天和3年)水谷勝宗(みずのやかつむね)により修築されたものとされている。

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 さて、備中松山城。岡山駅のカプセルホテルを早朝に出発。始発で伯備線に乗り備中高梁駅へ。備中高梁駅は意外なほどおしゃれで、シックな蔦屋まであった。蔦屋は観光案内所も兼ねた複合施設の2階に入っており、乗合タクシーを予約していたため、時間までその蔦屋内をうろうろし待つ。ほどなく運転手が現れ6人程度の1グループでタクシーまで案内された。タクシーはワンコイン500円。ちなみに乗合タクシーは、9:50、11:20、12:50、14:20の4回のみ。それを外したり予約がいっぱいだったりすると、自分でタクシーを呼ぶ他に移動手段がない。普通に呼んだら1500円〜2000円弱だろうか。

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 9:50の乗合タクシーに乗り臥牛山8合目のふいご峠まで行く。道中、運転手さんが高梁の武家屋敷など古い町並みを説明してくれるのだが、そこは見ず知らずの他人同士が詰め込まれたタクシー車内、とかくノリが悪く反応が薄い。朝だし。城主が日常住んでいた御根古屋跡等を通過し、そんなこんなで8合目ふいご峠に着く。そこから遊歩道入口があり、スティックとして使う棒きれも用意されている。それを2本取り4本足歩行で出発。備中松山城へはふいご峠から徒歩700m、20〜25分。さほど難所はないが延々と続く登り路や階段をそこそこ歩く。大手門跡、大河ドラマ真田丸のオープニングで有名な山城らしい石垣、土塀(一部現存)などを通り、天守に近づいていく。視界が開けて、天守閣のある曲輪が現れる。こんな山の中に、しかも当時は道路も通っていないだろうに、よくぞ立派な天守閣を築いたものだと一頻り感動。備中松山城天守閣は、現存天守12城の中で唯一の山城で、標高430mと最も高いところに築城されている。2層2階のこじんまりとした天守だが、唐破風をあしらえた石落とし付きの出窓を備えており、3層に見えるようなデザインも施されてあり、実際以上に大きく見える。天守の中は、籠城を想定した囲炉裏や、説明のパネルや質素な展示品くらいで、特別長い時間は必要ない。「これなら小田原城の方がよほどすごい」と周囲に遠慮のない会話を展開している中年夫婦にイラっとしながら、天守内を短時間で見て回る。天守の北側には天然の岩盤の上に石垣を築いて建てられた二重櫓があり、それを天守からも眺めることができる。観光客が多く、写真に人が映り込んでしまうのが残念だが、いろいろな角度から写真を撮った。時間は11時くらいだったか。その日はもう3城を予定しており、下山体制に入る。乗合タクシーの時間は合わず、二の丸で、あと20分後にふいご峠にきてくれとタクシー会社に電話。書き忘れたが、この二の丸に無料の温かい給茶機があり、とてもありがたかった。ふいご峠まで戻り、タクシーで備中高梁駅へ。そして岡山へ戻る。
 今回は時間もなく、大松山や武家屋敷には行けなかった。是非再訪したい。

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