福岡城

Basic information
name福岡城
another name舞鶴城 石城
selected100名城 85
location福岡県福岡市中央区赤坂

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攻城日時

2020年3月6日

攻城手段

ジェットスター 福岡空港線

攻城記録

 福岡県の100名城、福岡城。海側から臨むと鶴が羽ばたく姿に似ていることから「舞鶴城」とも呼ばれている。黒田官兵衛、長政親子によって1601年(慶長6年)から7年間かけて築かれ、江戸時代を通じて福岡藩黒田氏の居城であった。城の規模としては九州で一番大きい。1600年(慶長5年)、黒田長政は、関ヶ原の軍功により徳川家康から52万3千石を与えられ、豊前国中津(大分県中津市)から筑前国(福岡)に移り、福岡藩初代藩主となる。

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 黒田長政は初め、名島城(福岡市東区)に入ったが、狭く城下町も作れないため、福崎(旧那珂郡警固村、現舞鶴公園)に1601年(慶長6年)から7年の歳月をかけて、総面積80万u(24万坪)、東西1km、南北700mの全国でも有数の規模の平山城を築城した。
 城名は、黒田氏が昔から縁故のある土地である、備前国邑久郡(おくぐん)福岡に由来する。備前国邑久郡とは現在の岡山県である。つまり福岡県の由来は岡山県の町名から来ているということになる。
 福岡城には、天守台をはじめ、本丸、二の丸、三の丸と、47の櫓、10以上の城門があった。さらに城郭は堀に囲まれ、上之橋御門、下之橋御門、追廻門の3つの橋からしか城内へ入ることができなかった。天守閣の存在は定かではないが、現在でも、天守台、多聞櫓(国指定重要文化財)、祈念櫓(県指定有形文化財)、伝潮見櫓(県指定有形文化財)、下之橋御門(県指定有形文化財)、母里太兵衛邸長屋門(市指定有形文化財)、名島門(市指定有形文化財)、御鷹屋敷跡、井戸が残っており、当時の様子を窺うことができる。また、本丸表御門(県指定有形文化財)は、黒田家菩提寺である崇福寺(福岡市博多区千代)の山門として移築されている。
 福岡城の遺構として今も残っている中で、築城当時の位置に現存するのは多聞櫓のみ。別名「武具櫓」「西平櫓」とも呼ばれるこの多聞櫓は、国の重要文化財。多聞櫓がある南丸は、二の丸南郭とも呼ばれている場所で、二の丸の南側に張り出す形になっている。冠木門をくぐると南丸で、右手に多聞櫓が見える。この多聞櫓は、切妻造の2重2階の隅櫓と、長さ三十間(54m)におよぶ平櫓で、1853年(嘉永6年)から翌1854年(嘉永7年)にかけて大改修されたもの。多聞櫓の内部は通常突き抜けの状態とされているが、福岡城の多聞櫓は16の小部屋にわかれている。ちなみに通常時は内部の見学はできない。
 ※以上、公式HPより引用。

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 さて、福岡城。始発で家を出て、京成線に乗り替え、7時19分成田空港第2ビル駅着。これが自宅から到着可能な最も早い時間である。成田空港を利用してLCCというパターンは今後よくあるだろう。備忘録として、少し細かいことも記録しておくことにする。ジェットスターは第3ターミナル。成田空港第2ビル駅で降り改札を出たところはターミナル2。ターミナル2から600mほど歩いてターミナル3に着。自動チェックイン機でチェックインし、搭乗口174までさらに歩く。搭乗口174はターミナル3の端に位置する。7時45分、ようやく搭乗口に到着。駅についてから搭乗口まで25分間。チェックインも含めての時間だが、そこそこかかる。覚えておこう。8時15分成田出発。天気がよく、江戸城や東京ドーム、新国立競技場、富士山など、眼下に広がる名所がきれいに見える。

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 10時25分、福岡空港着。10時50分地下鉄空港線に乗り、11時5分、大濠公園駅着。地上に出るとすぐに下之橋御門と潮見櫓が見える。福岡は都会だ。電車から降りて間もないのに、最初からなかなか景色が良い。しかしこの潮見櫓、潮見櫓ではないことが判明した潮見櫓だそうな。時櫓、太鼓櫓の可能性もあるそうな。それがためか「(伝)塩見櫓」とはっきりした表記にはなっていない。下之橋御門はいわゆる大手門。福岡城の門のうち、当時と同じ位置にあるのはこの下之橋御門だけらしい。ちなみに2000年に不審火で焼失、残念。
 さて、下之橋御門を通って城郭内に入る。城郭内は広大。道の左側は陸上競技場などになっており、中高生と思しき人の群れがいくつか集団を成している。道の右側、母里太兵衛長屋門、官兵衛の晩年の住まい跡地などを見ながら歩いていると、進行方向に大きな石垣が出現。そこを左折。まずは鴻臚館へ。残念なことに鴻臚館は新型コロナの影響で休館中。外のカウンターに置かれてあるスタンプだけ押印。そして、天守台、多聞櫓を目指す。途中の祈念櫓は石垣工事中で足場が組まれている。令和4年まで改修が続くらしい。
 さらに歩を進め、天守台到着。しかし生憎階段のメッキ塗り工事のため立ち入りは禁止、、。しかししかし丁度降りてきた工事の方にお願いして「ちょっとだけならいいですよ」と入れてもらう。天守台から四方を見渡す。福岡城はさすが九州一の規模、広い。城郭内は今は平和台陸上競技場や野球場、テニスコートなどになっている。テニスコートは、コートの四辺のうち二辺が石垣になっていたりする。遺構と今の融合。歴史と現代が不思議に混じり合っている。いまここでテニスをしている高校生は、石垣に跳ね返るボールに何の不思議も感じないのだろうが。
 さて、天守台に話を戻す。この福岡城、石垣の角の傾斜が緩やか。高さはあるのだが、横に広く末広がりのような形。これは天守台だけではなく、城内の他の石垣もその傾向にある。最近見に行ったお城はどこも傾斜が急だったので、これはこれでおもしろい。
 さて次は、楽しみの多聞櫓へ。多聞櫓は公園の一番奥、南にある。冠木門をくぐり二の丸へ。多聞櫓が見える。第一印象は、長い。しばし見学。しかし櫓は下から、外側から見てこそが本当の姿。二の丸から降りて、改めて多聞櫓を見上げる。本などで福岡城の挿絵に使われるのは、この場所このアングル。圧巻の多聞櫓。視界の奥に広がるにつれ多聞櫓の続きが小さく見える、一点透視図法のお手本のようなビジュアルである。石垣は野面積みだろうか、荒々しくそれでいて緻密に積み重ねられている。高さもかなりあり、その上にある白い土塀との調和がまた素晴らしい。しばし写真を撮り続ける。
 時刻は12時30分。本日は無謀な4攻城予定。これからあと3つある。大濠公園駅に戻り、次の大野城へ出発。ちなみに福岡は、交通系ICカード、Suica使用可。

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