岐阜城

Basic information
name岐阜城
another name稲葉山城 金華山城
selected100名城 39
location岐阜県岐阜市天主閣

トップページへ





Photo

▼see more!

▲close!



Data




Map




Record

攻城日時

2020年11月15日

攻城手段

名鉄犬山線急行

攻城記録

 岐阜県の100名城の一つ、岐阜城。斎藤道三によって山城(稲葉山城)と城下町が整備され、それを滅ぼした織田信長が天下布武を宣言した城。大河ドラマ「麒麟が来る」で最近よく目にする城である。金華山(標高329m)の山頂に築かれた典型的な山城である。信長は、那古野→清州→小牧山→岐阜→そして安土と、城を移りつつ天下統一に近づいていったが、岐阜城はその重要な拠点の一つであった。

▼read more!

 岐阜城の起こりは鎌倉時代の二階堂行政と言われている。戦国時代に斎藤道三が山頂の稲葉山城と城下町を整備した。しかし、信長の美濃侵攻により落城。信長は山頂に居住屋敷、山麓に居館を作り、自分の居城として整備した。信長の頃、城下町は大変な賑わいを見せた。信長が安土城に移って以降は、信長の子どもや一門が入る。
 しかし織田秀信の時、彼は関ヶ原の戦いで西軍につき、池田輝政に攻められ落城、そして廃城に。
 明治時代に日本で初めて観光目的で天守閣が再建されたが、1943年(昭和18)に焼失。1956年(昭和31年)に改めて再建した。
 遺構は、天守台、櫓台跡、門跡、井戸跡、石垣と、多くは残っていないが、復興された冠木門、発掘整備された信長居館の巨石列(道の両側に巨石を置いて通路を形成)など楽しむことができ、山頂は360度のパノラマで濃尾平野、長良川を望むことができる。

▲close!

 さて、岐阜城。犬山駅を11時40分発、名鉄犬山線急行(名鉄岐阜行き)460円に乗り、12時10分に名鉄岐阜駅着。岐阜には仕事で来て以来だが、記憶以上に都会。さてここから歩いて岐阜城に行こうとすると、4.2キロ1時間以上かかるので、バスを選択。名鉄駅前4番バス乗り場から、12時15分すぐにバスに乗り出発。220円、おそらくSuicaは使用不可、地域の交通系ICカードのみかも。稲葉通りというのだろうか南北の道路を北上、右手に稲葉山が見える。高い。結構な高さに天守閣も見えて、心が躍る。

▼read more!

 最近攻城した友の話を事前に聞いていて、歩いて登るかロープウェーかで迷っていた。がしかし、時間もあまり取れず、またこの圧倒的な高さを前にしたこともあり、ロープウェーで行くことにほぼ決める。岐阜公園・歴史館前でバスを降り、歴史館、大河ドラマ館と人が賑わう通り沿いを少し歩く。まずは腹ごしらえをせねば。ほどなく発見した飛騨牛を食べることができる、信長といういかにもの名前の店に、12時30分入店。飛騨牛を食べ腹ごしらえを済ませ、13時30分いざ出発。
 ところが。ところがところが。着いた金華山ロープウェー乗り場にはものすごい長蛇の列。聞くと40分待ち。この後に大垣城が控えているが仕方がない。並ぶ他なく並ぶことに。14時20分ようやくロープウェーの建物内に入ることができた。がどうやら切符は先に買う仕様だった様子。列を出させてもらい切符を買い、そして戻る。また並び直してくれと言われなかっただけラッキーだったが。 ちなみに急いで通り過ぎてきたが、信長の居館跡なのだろうか、復元整備中の史跡があり。大きさは小ぶりだが土台はしっかりした石垣になっており、整備が進むのが楽しみ。
 14時25分、順番が来て金華山ロープウェーにようやく乗る。往復で1100円。上はどうかと聞いたら50分待ちと、、。聞かなければよかった。乗れば3分、あっという間に山頂駅につく。そこから歩いて10分程度登って、ついに到着。岐阜城。いやよくぞこんなところに造ったものだ、攻めたものだ、が最初の感想。山頂に建っている、という言葉通りの城だった。チャートという岩盤が特徴で岩肌は全て斜めに切り込みが入っている。チャートは硬い岩石で、放散虫という珪酸質の硬い殻を持ったプランクトンが堆積してできたもの。2億年以上前に赤道付近の南半球でできたものがプレートの移動によって運ばれてきたらしい。
 さて、まずはスタンプを押そうと岐阜城資料館に行く。しかし、岐阜城入場券がないと入れない、スタンプも押せない、と取りつく島もない。ということで戻ってやはり先に岐阜城へ。入館料は200円。スタンプを押し展示品をさっと流し見て最上階へ。最上階からの景色は圧巻。長良川や遠くの山並み、そして地形図のように隆起した近くの山々。さすがは山頂の天守閣。ちなみに小牧山城からは岐阜城の金華山は見えたが、逆のここ岐阜城からは小牧山を確認することは難しい。小さい山だからね。信長からは道三をロックオンすることはできても、道三からは信長を見定めることが難しかった、ということになるのか。
 さて一応回縁もあり、出て写真を撮りながら一周。しかし、この時間は、、。もはや予定していた4城目の大垣城は無理。時刻は15時。しかし待ち時間が50分間だったはず、、。資料館も飛ばしてロープウェー乗り場に直行したが、40分待ちの張り紙がある目安の固定位置よりもさらに後方に長蛇の列が延びる、、。もはや大垣城は諦め、大人しく並ぶことに。
 、、16時ようやく地上へ。そして岐阜駅行きのバスの列に、さらに並ぶ。16時15分バスに乗りJR岐阜駅へ。結局岐阜には4時間滞在。このうちロープウェー待ちが2時間という有り様。16時38分岐阜発、特別快速豊橋行きに乗り、17時名古屋に到着。18時12分のぞみに乗り、19時51分東京着。

▲close!
 



today's ramen

『創作料理 もつ鍋 信長本店』 (岐阜公園近く) 飛騨牛まぶし御膳 1500円



impressions

 せっかく岐阜に来たのだからと、地元の名物を食べることに。犬山から一本早い電車に乗ることができたので、時間にも多少ゆとりがある。岐阜といえば飛騨牛だと言う同僚の意見で、岐阜公園近辺で飛騨牛の店を探す。そして「飛騨牛まぶし御膳1500円」という看板の出ていたお店、信長に入店。基本シックな居酒屋のような佇まいで、中は広く座席数もかなりある。そのほとんどが半個室。
 看板にあった飛騨牛まぶしを迷うことなく注文。しかし注文してから気づいた。20分程度かかると。仕方がない。待つ。
 そして待つこと丁度20分。飛騨牛まぶしと漬物、ほうれん草系のおみおつけ、徳利に入った出汁が御膳で運ばれてきた。外周のおこげを削ぎ落として混ぜたものを、まずはそのまま頂く。うまい。まずふわっと香りがよい。牛肉のステーキのような食欲をそそる匂いが鼻腔に広がる。そして一口。うまい。おこげと牛肉の取り合わせがまたうまい。続いて出汁をかけてみる。これまた期待を裏切らない旨さであった。出汁をかけた飛騨牛まぶしは、何杯でもいけるだろう。
 満腹になり、体も温まる。出張の疲労も出はじめて、ものすごく眠くなってきた。これから岐阜城だと言うのに、、。この時はその後ロープウェーで50分待ちを食らうことをまだ知らなかったのだが、、、。とにかくうまかった、ごちそうさまでした。



inserted by FC2 system