八王子城

Basic information
name八王子城
another name
selected100名城 22
location東京都八王子市元八王子

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Photo

御主殿の滝 復元された冠木門 御主殿跡

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2019年5月
復元された柵門の写真 御主殿跡の写真 御主殿の滝の写真 大堀切の写真

2021年8月

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Data




Map




Record

攻城日時

2019年5月6日
2021年8月10日

攻城手段

JR線 ※後輪とチェーン スプロケット交換のため SR400は断念

攻城記録

 東京では江戸城とともに100名城に選定されている八王子城。小田原を本城とする後北条氏の支城、山城。小田原攻めの際、籠城する小田原城に対する外堀固めのために、秀吉が前田利家と上杉景勝に八王子城を攻め落とさせたことで有名。

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 後北条氏三代目、北条氏康の三男、北条氏照が1571年頃から着工し、1587年に本拠とした。滝山城主だった氏照は、武田信玄に攻められ限界を感じたことから、晩年に滝山城を捨て、八王子城に本拠を移した。八王子城は、標高400m以上ある深沢山に築城された山城。当時主流であった平城ではなく、もろ山城。戦略的な検討の元築かれた、戦うための城であった。しかし広大な八王子城は未完成のまま、秀吉の小田原攻めで北条氏は破れ、未完のまま八王子城の役割は終わる。八王子城の戦い時には北条氏照は兄氏政とともに小田原城にいた。降伏し小田原城の開城後に、兄とともに切腹。

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 さて、八王子城。近い故に行こうと思い立てばいつでも行くことができること、天守など目立った遺構がない山城だということ、また自分が後北条氏にそれほど詳しくないため興味関心がそこまで高くはなかったこと。それらの理由で少し後回しになっていた。

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 JR中央線高尾駅北口から、徒歩だと八王子城のスタート地点まで40分ほどかかるため、当初はバイクを予定。しかし後輪とチェーン、スプロケット交換のため使用できず、敢えなく高尾駅から徒歩に。思えばエンジンブレーキをかける度に『ガチャチャガチャ』と異音はかなり前から確認していた。全てはチェーンの伸びが原因。チェーンは接合部分がゴムだから…とYSPの店員さん。どうしても経年劣化は免れない部分なのだそう。そしてスプロケットも摩耗で、全部でしめて6万5千円。痛い出費。
というわけで八王子城までは徒歩で行くことに。…50分をなめていたことに徐々に気づく。山城のため、当然ずっと登り坂。途中、大正天皇陵などもあるのだが、目を楽しませてくれるほどではない。そもそも、八王子城とはもちろん山城。50分というのは、ビジターセンターまでの所要時間。山の奥にある大堀切までは軽く登山。したがって、せめてビジターセンターまではバイクかバスがおすすめ。
話は戻り、徒歩でビジターセンターに到着。バス停近くにあるきれいなビジターセンターには、映像や模型資料、縄張りのパンフレットなどが充実。そこで後北条氏の情報を改めて仕入れた上で出発。ビジターセンターから、八王子城入口までもさらに歩く。八王子城入口には、ガイドさんが数人待機していた。八王子城は2ルートあり、御主殿跡とその他の曲輪、大堀切は一度出発点に戻らなければならない。まず御主殿跡から散策開始。御主殿跡、よく整備されているなというのが一番の印象。小中学生の社会科見学にはうってつけではないか。遺構は柱跡や礎石くらいしか残っていないのだが、それぞれに丁寧に説明版が設置されてありわかりやすい。 上杉景勝と前田利家という2代巨頭に攻められた八王子城。山城だけに、森の木々も風も土も環境はそう変わっていないであろう。戦場と化した御主殿跡に立ち、当時を想像する。続いて、大堀切を目指して出発。軽く登山であった。健脚に感謝。登って登って山の奥へ奥へと進んだところに大堀切はあり。見事。さすがは北条。

 2021年8月再訪。この日の関東は猛暑。都心で36度。八王子で39度を観測。とにかく暑かった。京王線で10時前に高尾駅に到着。駅前のタクシーに乗り10分ほどでガイダンス施設へ。1400円。バスもあるがこの暑さ、せっかく興味を示してくれている同伴者が100名城巡りを嫌いにならないように、体に優しい楽な山城攻めを心掛ける。ガイダンス施設を一頻り見て、出発。まずは御主殿跡へ。いざ歩き始めると、深沢山の背の高い木々が日陰を作ってくれて、そう暑くない。日陰はむしろ涼しい。曳橋を渡り、冠木門をくぐり、御主殿エリアに到着。ものすごい日差しだが、空の青や緑の木々がとても映え、いい写真が撮れる。一度管理棟に戻り、本丸方面へ。こちらは本格的に奥まで登れば40分ほど。今日は無理しないがテーマのため、途中の金子曲輪まで行きそこで引き返す。ガイダンス施設でタクシーを呼び、高尾駅まで。配車代300円が加わり1700円。体に優しいのテーマ通り、そう負担もなく余裕のある攻城であった。初の山城、天守閣のない城にはそう興味を示していなかった同伴者についても、それなりに楽しそうでよかった。

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today's ramen

『餃子の王将』(八王子駅前) ラーメンチャーハンセット 750円



impressions

 攻城後、ラーメン屋を求めて八王子駅付近を放浪する。既に歩き疲れており太ももの付け根も痛い。朝食以降なにも食べていない。一刻も早くラーメンが食べたい。しかしこういうシチュエーションは得てしてラーメン屋が見つからないもの。いつもは歩けばすぐ目につくのに恨めしい。有名店、煮干しラーメン『圓』を発見も、17時から営業再開とのこと。空腹のピーク。17時まで1時間。待つことは無理だった。さらに放浪を続け、結局、餃子の王将で妥協。今も昔も人は空腹に勝てない。



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