鹿児島城

Basic information
name鹿児島城
another name鶴丸城
selected100名城 97
location鹿児島県鹿児島市城山町

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私学校跡 鶴丸城跡 桜島

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2018年
西郷さん誕生の地 西南戦争の銃弾跡 私学校跡 鶴丸城跡 桜島 仙巌園 反射炉 仙巌園 反射炉

2024年

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Data




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Record

攻城日時

2018年12月22日
2024年4月21日

攻城手段

スカイマーク JR
JAL

攻城記録

 大大名島津氏の居城、鹿児島城。城山を背後にし、左右前を堀と石垣で固めた、強固で広大な城。島津家の歴代当主は代々この城を踏襲したが、やはり西南戦争の舞台であることがまず頭に浮かぶため、島津斉興、斉彬、久光のイメージが強い。

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 鹿児島城(鶴丸城)は、島津家18代当主家久が、1601年(慶長6年)頃に築城を開始、慶長末年頃完成をみたとされる。本来、背後の城山(上ノ山)にあった山城と麓の居館からなる城で、当初は山頂の曲輪が、本丸、二の丸と呼ばれた。
 藩政の中心であった麓の藩主の居館(後の本丸)は、中世以来の館造りを踏襲しながら三方を堀と高石垣で画し、御楼門を中心に左右に御兵具所(多聞櫓)、御角櫓が配されていた。その南西側の二の丸には世継ぎや前藩主の居館や庭園があり、北東側には御厩がおかれていた。
 城は廃城後の1873年(明治6年)に本丸が火災で焼失、1877年(明治10年)西南戦争で二の丸も焼失し、今は石垣や堀、石橋などが往時の姿を伝えている。※以上、百名城本より引用。

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2018年
 さて、鹿児島城。時の大河ドラマは「せごどん」。最終回と前後した旬の時期に訪れることができたのはとてもよかった。まずは私学校から見学したのだが、私学校と鶴丸城の近さにびっくり。ほぼお隣。藩主の城の横に家臣が学校を設けるとは、さすが明治維新。鶴丸城の外周を西から東へ歩く。堀は水をたたえてはいるがさほど大きくはなく、石垣もそう高くない。守りが堅固な印象はない。あくまでここは御主殿で平時の政治の場なのか、戦になれば後ろの城山に立て籠るのであろうか。本丸の正門跡に着く。かつては巨大な楼門が建っていたそうで、その復元工事を着工するという横断幕がかけられていた。楼門が復元された頃にもう一度訪れてみたい。石橋は1810年(文化7年)のものらしい。やはり石は残る。

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 鶴丸城以外にも、西郷さん大久保どんの銅像、城山、西郷洞窟、西郷さんのお墓など足しげく見て回った。鹿児島は初めてだったが、地形がおもしろい景色が新鮮だった。丁度桜島から噴煙が上がっており、観光中の至る所から桜島を拝むことができた。

2024年
 最寄駅では頑張っても羽田着が 6時4分。それでは6時25分発の飛行機が厳しいということで、まだ暗い早朝から桜上水まで1時間歩き始発に乗ることに。 家を3時25分発、4時15分桜上水駅着。1時間4分と出ていたが、50分で着いた。 ちなみに駅のシャッターは4時22分まで開かない。そして電車も4時33分まで開かない。 4時38分桜上水発、山手線京急と乗り継ぎ5時43分羽田着。
 鹿児島空港視界不良のため羽田に引き返すかもと不穏なアナウンスがロビーに流れる。15分遅れで6時40分発。鹿児島空港は霧が立ちこめているそうで、視界が基準を満たしていない、このままの視界不良が続けば周辺待機、あるいは羽田に引き返すと繰り返しアナウンスがあり。どうか改善しますように。 8時15分着予定が、8時35分鹿児島空港着。遅れたがまあ到着できただけよかった。8時40分発のリムジンバスにギリ間に合った。教訓、飛行機が遅れてもリムジンバスは待たない。トイレを我慢してでも駆け込むべし。空港リムジンバス鹿児島本港行で1時間 1400円、9時26分時間通りに天文館着。バス停すぐ向かい側の観光案内所でマンホールカードを回収。
 鹿児島は雨。でもまだ小雨。気を取り直して出発。2018年に城山や西郷洞窟、南州墓地などは回っているため、今回のミッションは再建された御楼門を見てスタンプを押すことのみ。バスが時間通りに到着したことで持ち時間は1時間超。十分。 天文館バス停から御楼門までは1km徒歩15分。雨に濡れないようアーケードを歩きつつ進む。途中の公園では鹿児島TVの何かのフェアが催されており人集りができている。ちょっと一服し、西郷さんの大きな像を見て、進む。美術館などの外壁が立派な石垣で、側溝には鮮やかな鯉が泳いでいる大通りを歩いていると6年前がぼんやり蘇ってくる。
 そして、御楼門が見えてきた。これは当時はなかったもの。令和2年復元の御楼門。高さ20mと思いのほか大きく、日本最大級の門だとのこと。使われた建材は320t。ジャンボジェット2機分だそうな。2階は海鼠壁でおしゃれ。天守を持たなかった城のシンボルに相応しい華やかな門だ。雨も似合う。門の下から内部を見れるのだが、覗き込むと新しい木の香りがぶわっと鼻をくすぐる。
 御楼門をくぐって本丸へ。門をくぐると見事な桝形虎口で、ここの石垣にも銃弾痕が残る。本丸は手狭だが、その奥の城山全体がお城。1877年(明治10年)西郷さんはここに立て籠って新政府軍と戦った。
 本丸にスタンプ設置場所の黎明館がある。入口で94城目のスタンプを無事に押すことができた。確認したのに逆さまに押してしまうという失態を犯す。次に押したおじさんが話しかけてきた。スタンプ集めてんの?いまどのくらい?え?すごいね!ああそう。え?いま20くらいかな。(羨ましいこれからたくさん押せるから楽しみですねと返す)すぐ離れたのだが、その後も仲間内であのひともう95だってとひそひそ聞こえてくる。くすぐったくまた居心地が悪い。 さてこれで安心。あとはバス時間まで流して見学できる。横の私学校に行き銃弾痕を見る。この辺りは皆で見物したな。御楼門と私学校の間の通りに立ち北を拝むと城山への通りが見える。この光景もよく覚えている。皆で城山まで歩いた。あれは失敗だった。あまりに過酷で最後は泣き出させてしまった。
 そんなことを考えながら天文館方面に戻っていると雷の音が近づいてきた。雨足も強まる。靴が浸水しないように気をつけつつ戻ると、行きでみた鹿児島TVのフェアが雷雲接近のため中断のアナウンスをしている。濡れないようにアーケードに入り天文館通り着。この時点でまだ10時半くらいだったか、余裕だった。が、結局人吉行きのバスチケットを購入する場所がわからず右往左往しているうちにあと10分。教えてもらってようやく見つけたピンクのバス券売所で空きを確認しバス停へ。時間通りにバスが来て乗り込む。客は自分のみ。10時52分天文館発、高速バスきりしま号熊本桜町BT行(1時間45分 2580円)。タイトなスケジュールの中でスタンプを無事に回収でき、目当ての御楼門は立派で、6年前を懐かしむこともでき、降雨もよい攻城だった。

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