金山城

Basic information
name金山城
another name新田金山城(にったかなやま) 太田金山城
selected100名城 17
location群馬県太田市金山町

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Photo

月の池 大手虎口 実城本丸跡

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Data




Map




Record

攻城日時

2020年7月23日

攻城手段

秩父鉄道 バス(朝日自動車) タクシー 徒歩

攻城記録

 群馬県の100名城、金山城。関東の山城に石垣はないという定説を覆した城として有名。金山城は標高240mの金山にある。山頂の実城(みじょう)を中心に、尾根上に北城(板中城)、西城、八王子山ノ砦の4つの曲輪からなる。石垣や石敷きを多用した難攻不落の城である。1469年、新田氏の一族、岩松家純が築城。下剋上によって城主となった由良氏の時代にその全盛期を迎える。

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 上杉謙信や武田勝頼などから10数回に及ぶ攻撃を受けるも、一度も落城せずその堅固さを誇った。
 しかし、新田一族は後北条氏の関東進出でその傘下に入り、秀吉による1590年の小田原攻めで後北条氏が滅び、金山城も無血開城、そして廃城となった。

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 さて、金山城。通算64城目、本日3攻城中ラスト。13時48分足利市駅発、13時58分太田駅着。太田駅で友と落ち合い、まずは駅前でB級グルメ太田焼きそばを食べる。太田駅から金山城までは、太田駅から3.8キロ、徒歩で50分と出ている。14時40分、駅前からタクシーで金山城へ出発。当初はレンタサイクルという案だったが、今日は一日雨であること、自転車の場合返却時間が17時までであること、時間が既に押していること等から、タクシーを選択。

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 運転手さんによるとタクシーでどうやら展望台まで行けるとのこと。かなり歩くことを想定していたのでありがたい。ガイダンス施設を通り過ぎ、タクシーは山道を行く。モータープールに14時55分着。タクシー料金は1778円だったかな。さて展望台についたはずなのだが、ちょっと様子が違う。タクシーで実城の本丸跡まで行けるのかと淡い期待を抱いていたが、案の定運転手さんの勘違い。普通に真っ当なスタート地点から出発することに。
 歩き始めてすぐに、岩盤が地表のあちらこちらに飛び出ていることに気づく。石を地産地消する鬼ノ城を思い出す。ここ金山城も、豊富な岩盤に恵まれ、いつでもいくらでも石を切り出せる贅沢な環境だったのだろうと想像する。金山城が関東の山城ではとても珍しい石垣の城である理由をスタートで既に知る。まだ石垣は見えないが、岩盤を削った荒々しい堀切まであるくらい、岩だらけの山。さらに進むと、石垣でできた門が出現。補修工事による組み直しであろうが、きれいに積み上げられている。雨で石垣の色にも深みが出て、余計に神秘的であった。石垣の門は大きく、その後ろに控える城の防御設計を覆い隠し、敵を惑わせる。行き止まりの曲輪になっていたり、この金山城は入念に検討されている印象。大手虎口も石垣が幾重にも段状に重ねられ、足を踏み入れた敵はハチノスであろう。上杉謙信などに攻められても落ちなかったという堅固さはうなづける。大手虎口の少し手前に、大堀切と月の池がある。月の池は大堀切を背景に水をたたえ、赤い鯉が泳いでいる。緑と茶色と黒以外に色のないこの山城では、鯉の赤い色がとても映えた。大手虎口を通り、日の池が眼前に広がる。この日の池、月の池よりさらに大きい。巨大な井戸のように円形に石垣で囲んでいるのだが、さらに3段の層になっている。何のために井戸内の石垣に高低差を出し、層にするのか、疑問。祭事の用途もあったのだろうか。この立派な石垣の池は、敵に対しては武威を誇れるし、籠城時の飲み水に困らない。原城もそうだったが、水の心配のない城は籠城に強い。それが二つもあるのだ、そして大きい。金山城の強さがここにも現れていた。
 そして南曲輪休憩所へ。100名城スタンプが設置されていて、押印。雨も強まってきたのでここで少し休憩。足腰がちょっとつらい。本日3城目で、最近はバイク通勤でずっと歩かず、また足のトレーニングができていないこともあり、3城も歩くと足腰が苦しい。雨は多少は収まり、重い腰を上げて出発。あと残すはここ実城の本丸、新田神社のみ。階段を昇り、境内へ。新田神社の境内には本丸跡と書かれている。賽銭箱の上には毛並みのいい猫が座っていた。清潔な外観からして飼い猫だろう。キャットフードをもしゃもしゃ食べていた。賽銭箱に静かに座っていた時には神秘的な猫に見えたのだが。さて、実城について、ここが端っこ。他にも八王子山の砦や西城など曲輪は計4つあるが、しかし既に足は限界。16時55分モータープール到着。歩道を通って下に降り下山することに。帰りは帰りで山道を迷いぬかるんだ道に苦労しつつ、重い足を前に運ぶ。山道から道路に出た時はほっとした。日が暮れかけていたし、山道はやはりいろいろ不安。太田駅前に出て、ラーメン屋を探す。北口はさびれており南口へ、当てにしていた佐野ラーメン飛龍の道を迷い、そして着いたら準備中の看板が出ている(20時30分から)。なんやかんやで19時、代わりのラーメン屋、爆じゅう餃子に到着。ここまで歩き通し、、。ラーメンと餃子を食べ、魚民で一杯だけ飲み、20時25分帰途に着く。
 と、気持ちよく帰る予定が、腹を壊し、羽生で途中下車、、。油とアルコールの食べ合わせが危険なことはわかってはいたのだが、、今日はだいじょうぶなんじゃ、と人間都合のいい方に考えてしまう。失敗。脱水でラーメン、アルコールには注意!

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today's ramen

『おもひで横丁 なつかし屋』 (東武伊勢崎線 太田駅) 太田焼きそば大 500円



impressions

 友人が以前に入ったという店。昭和レトロ感たっぷりの外観。中も同様。目当てはB級グルメの太田焼きそば。
 湯気を立てて、太田焼きそばが机に運ばれてきた。ソースの味が食欲をそそるもちもちの太い焼きそば。さてどんなお味か。
 うまい。太麺もちもち焼きそば、ソース濃いめという感想。実際、太田焼きそばの定義は、太麺、濃いソース、具はキャベツのみ、しかし様々らしい。ちよっと多くて後半飽きが来たが、コスパがよく、うまかった。



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