高知城

Basic information
name高知城
another name鷹城
selected100名城 84
location高知県高知市丸ノ内

トップページへ





Photo

▼see more!

▲close!



Data




Map




Record

攻城日時

2023年12月17日

攻城手段

JR土讃線

攻城記録

 高知県の100名城、高知城。関ヶ原の戦い後、山内一豊が掛川より入封。それ以降、山内氏家臣が上士、旧長宗我部家臣が下士、と同じ武士でも身分の差が色濃く出る。川越城とともに本丸御殿が残る数少ない一つであること、また幕末の四賢公の一人山内容堂公でも有名。

▼read more!

 高知城が築かれた大高坂山は、南北朝時代には大高坂松王丸の居城があったという。関ヶ原の戦い後、山内一豊が掛川より入封、大高坂山に新たに近世城郭として高知城を築城し、四重六階の天守を建てた。山頂に本丸と二の丸、東側の一段下に三の丸が配され、二の丸には藩主の居住空間である御殿が設けられた。
 現存する天守は、享保12年(1727)の大火でほかの建物とともに焼失後、寛延2年(1749)に望楼型天守として再建されたものである。築城当時の古い様式となっているのは、掛川5万石から一躍土佐24万石の太守となった藩主山内一豊への想いからであるといわれている。
 また天守に接続している本丸御殿 (懐徳館) は全国でも数少ない現存する御殿遺構として貴重である。以上、100名城本より引用。

▲close!

 さて、高知城。現存天守としては残る最後となる。とても楽しみにしてきた。9時には周遊バスに乗っているはずが、土佐御苑でゆっくり朝食をとってしまい9時50分出発。はりまや橋に着くとからくり時計が丁度10時を告げている。旅館のフロントで購入したMY遊切符1000円ではりまや橋バス停から10時8分出発、桂浜へ向かう。バスは五台山、竹林寺などを経由して桂浜まで1時間ほどかかる。通常は片道700円ということだから周遊切符はお得。桂浜に10時50分着。桂浜一帯は何やら新しくおしゃれな建物群が建ち記憶と様相がすこし違う。まず龍馬像、そして桂浜、龍王岬、坂本龍馬記念館と見て回る。晴れ渡った初冬の海は美しかった。久しぶりに水切りをした。龍馬記念館は初めてだったが、建物が立派。ただ常設展が閉室中。ジョン万次郎展と企画展を見る。さて12時30分MY遊バスに乗り市街に戻る。13時20分北はりまや橋到着。腹は空いていないが、ひろめ市場へ。ひろめ市場は予想以上の活気で人が多く食事も豊富。ひろめで安兵衛で焼餃子2人前1000円を注文。おいしかった。桂浜の時と違い外は寒い。ひろめ市場内は暖房が効いておりつい長居したくなる。が、さて14時15分高知城へ出発。現存天守12のうち残る最後となる。大通りを西へ歩くとほどなく視界が開け、水堀と小高いところに平山城の現存天守が見えた。容堂公の高知城。本丸御殿もセットで残るただ一つの城。ずっと来たかったので感激。

▼read more!

 さて大手門に回り桝形を進む。板垣退助像が迎えてくれる。高知城は石垣が幾重にも連なり重なり、それが城に対して平行や直角でもなく、複雑な構造をしている。パッと見て形が浮かばない。それでいてきれいに整形されていて芸術作品のよう。一部の石垣はとても高い。斜め斜めに登るにつれ天守が近づいてくる。1700年半ばの再建なのに関わらず藩祖山内一豊を敬い望楼型にしたという天守。ちょっと登るとすぐにその天守エリアに到着。天守の手前には現存の本丸御殿が設置されているが、形としては天守と一体に見える。
 本丸御殿は懐徳館という。懐徳館から入り、そのまま天守へと進むようだ。入口でスタンプを押し、入城。といっても本丸御殿なので、中老たちの待機の間があったり掛軸があったりする。天守に入るのにそれらがあることが珍しくおもしろい。さてそのまま順路を進み天守内へ。現存天守なので展示品にはあまり期待していなかったが、模型や多少の説明書きなどが設置されてはある。階段はさすがに急傾斜。本丸御殿と天守がくっついていたり他にも多聞櫓が隣接しているからだろうか、階が上がるにつけ窓から見下ろす眼下の建物屋根が複雑な幾何学模様を描きおもしろい。
 そして最上階へ。最上階は廻縁があり外に出ることができる。景色はよいが山が邪魔で海は見えない。廻縁の高欄には珍しく黒漆を使用している。漆は紫外線に弱く手入れが必要であるため大変だそうな。その手間をかけてでも優雅に仕上げ権威をしらしめたかったのだろう。黒漆はピカピカで空の雲を映していた。
 さて、一頻り見た。時間は15時30分くらいだったか。攻城は終了。城を出る時に城カードを購入し、石段を下りる。

 予定では高知歴史民俗博物館やマンホールだったのだが時間切れのため断念。路面電車に乗りたい、ということで高知城の南からはりまや橋まで周遊切符で乗車。高知駅行きに乗り換え駅へ。高知駅は、いつ以来か、10年以上前か。あの時は新宿から高速バスブルーメッツ号で高知駅に着いた。朝着いて出迎えてくれたのが坂本龍馬と武市半平太、中岡晋太郎の3体の像。インパクトがありよく覚えている。久しぶりにご対面。少し古くなった気がしないでもない。時間は16時15分。空港行きのバスは北口バスロータリー6番から出る。16時30分空港行きバス出発。17時過ぎ高知龍馬空港着。飛行機が遅れている様子。時間があるので空港内の「うちんくの食卓」というところで四万十ポークの生姜焼き定食1300円を食べる。かつおのはらんぼも。うまかった。結局40分遅れで18時40分高知空港発。13940円。19時50分羽田着。
 今年もあと少し。振り返ると、資格試験勉強であまり数はいけなかったが、東日本パスを使った新発田や東北攻城、2回目の松前城、竹田や篠山や出石の兵庫攻城、そして今回の徳島高知攻城と、それ相応に楽しむことができてよかった。高知城はスタンプ89城目、100名城もあと少し。46歳のうちに、来年早い段階での達成を目標。

▲close!



today's ramen

『ひろめで安兵衛』 (ひろめ市場) 屋台餃子 500円×2



impressions

 高知には「ひろめ市場」という喰い処があることを現地で初めて知った。そもそも城以外のリサーチは全て友人に任せていたので友に感謝。このひろめ市場。函館の朝市のように活気があっていい雰囲気。外は寒いのだが、ここは出入口がぶ厚いプラスチックの防風カーテンで仕切られているので中に入るととても暖かい。店も人もたくさん。今日は月曜だがフードコートのような共通テーブルはほぼ埋まっている。荷物を置いて市場内を物色することに。数時間前に旅館の朝食をごはん3杯おかわりしていたので当然空腹ではない。しかしせっかくなので何か食べたい。昨晩閉まっていた安兵衛のひろめ市場店を発見したので屋台餃子を食べることにした。注文し、目印の旗をもらいテーブルに戻る。ほどなく店員が運んできてくれた。
 おいしい。この屋台餃子、くせになるうまさ。小ぶりで表面はカリカリ。いくつでも平らげることができそうだ。2人前を注文したのだが、足りなかった。ごちそうさま、またの機会に。



inserted by FC2 system