小机城

Basic information
name小机城
another name飯田城 根古屋城
selected続100名城 125
location神奈川県横浜市港北区小机町

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Photo

角馬出と土橋 本丸跡 空堀

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縄張り図 小机駅 住宅街からの入り口 角馬出と土橋 虎口と本丸、復元門 本丸跡 復元門と虎口、土橋 つなぎの曲輪へ 空堀 空堀 第三京浜 富士仙元

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Data




Map




Record

攻城日時

2019年9月7日

攻城手段

東急東横線 JR横浜線

攻城記録

 神奈川県の続100名城の一つ、小机城。小机城は太田道灌に攻められ落城した城でもあるが、現在の遺構は後北条氏のもの。 ▼read more!

 他者の攻城がテロップで流れてくる城アプリがあり、友の九州遠征も流れている。それに触発されふらっと電車で攻城。1476年に起きた長尾景春の乱。小机城主矢野兵庫助は長尾氏に味方し、太田道灌に攻められ落城(道灌は小机城に逃げ込んだ豊島泰経を攻め込んだ)。ちなみに、長尾景春は室町後期から戦国時代にかけての武将で、山内上杉家の家臣。北条早雲と並ぶ関東の下克上の雄の一人。一方の太田道灌は扇谷上杉家の家臣。景春も道灌も上杉の家臣。上杉も、山内上杉や扇谷上杉など本流支流がある様子。この辺りの知識が全くなくてググる。
     ※山内上杉家(やまうち)は、上杉家4代で初代関東管領の上杉憲顕から始まる家。鎌倉の山内に居をおいたことにちなむ。上杉憲顕は足利尊氏のいとこ。事実上の宗家で、山内上杉家が関東管領をほぼ独占。尊氏の次男基氏が鎌倉に下向して鎌倉公方(関東公方)となり、憲顕は関東公方の執事となる。執事が後の関東管領、という流れの模様。そもそも上杉家は公家の藤原家の支族の一つ。京都から鎌倉に下向して足利氏と縁組、武家化し、上杉姓をもらったのが始まり。室町時代を通して関東で力を持った。この辺りはあまり知られてないのではないかな。世に有名なのはやはり謙信の前後。山内上杉家15代上杉憲政が北条氏康に敗北→家臣の家柄だが養子とした長尾景虎に家督を譲った。よって謙信は山内上杉家16代。豊臣政権五大老の上杉景勝は17代。
 ※扇谷上杉家(おうぎがやつ)は、足利尊氏の母方の叔父、上杉重顕が祖。室町時代はさほどの勢力ではなかったが、戦国時代には川越城に本拠を移し勢力を拡大。なので川越城ではよく扇谷上杉の名を目にした。オウギガヤツウエスギ、なぜツがはいる。
     そして、時は移ろって後北条氏の城に。氏綱の子、氏政の弟である北条氏尭(ウジタカ)なども城主となるが、城は専ら城代の笠原氏がすべ治める。1590年の小田原攻めの際、城代は笠原虎千代。どうしたか。小机衆は小机城を放棄し、みんな小田原城に籠城した。結果豊臣勢は小机城を攻めてもいない。そして、徳川家康が移封で関東にくると、廃城。

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 さて、小机城。東急東横線菊名駅で乗り換え、JR横浜線小机駅着。駅から北方面に目をやると、右に日産スタジアム、左に小机城の小高い山が見える。駅前の城郷小机地区センターでスタンプを押し出発。看板を頼りに住宅街を通り抜け、小机城跡まで歩いて12,3分ほど。アパートのすぐ裏から竹林が始まり、一気に雰囲気が変わる。竹林を前にして川越城を思い出す。では出発。根小屋(ねこや)から西ノ曲輪にある本丸へ。本丸へは角馬出を通り、土橋を渡り、虎口から本丸に入る。この辺りの動線の作りが山城ビギナーにも分かりやすく、おもしろい。本丸に到着。

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 本丸跡につきまず目に付いたのはバックネット。そしてマウンド。そう、悲しい哉、本丸はいま少年野球のグラウンドと化した。蚊がものすごく、あまり一箇所に立ち止まっていられない。うろうろ落ち着きなく散策。本丸から、東ノ曲輪である二の丸跡へ。小机城のおもしろいところは、西と東の曲輪の間に、つなぎの曲輪があること。小高く細長く、その東西は空堀が通っている。つなぎの曲輪からは西も東も見渡すことができ、本丸を守る馬出し的な要素もあるのだろうか。守るための創意工夫を感じる。つなぎの曲輪を通り東ノ曲輪へ。まず耳につく管楽器の音。でかいホルン?の練習をしているおじいさんが見える。ここは要所で現実がチラチラする。東ノ曲輪から空堀に降り、堀ぞこを外周に沿って歩く。深く高く見事な北条氏の空堀。滝山城などとやはり似てるような気がする。堀ぞこを歩き、西ノ曲輪に戻る。西の曲輪の西側は第三京浜で南北にズバッと分断されている。しかし本来ひと続きで、第三京浜の下のトンネルで繋がっている。トンネルで第三京浜の西側へ。ここには、富士仙元、という石柱がある小高い螺旋状に登って辿り着く縄張りがある。もう夕方だったが、遠く西の山々がきれいだった。コンディションがよければ富士山がよく見えるのだろう。ここで終了。楽しかった。規模はそう大きくはないが縄張りがおもしろくて飽きないよい攻城だった。ちなみに小机城には駐車場がない。強いて挙げれば第三京浜の下のトンネル内。地元の人なのか車が2台、原付や自転車が数台あった。

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today's ramen

『つけ麺 五ノ神製作所』 (新宿) 海老つけ麺 880円



impressions

 今回はラーメンを食べる時間がなかった。同じ武蔵国つながり…ということで、以前にいった新宿のおもしろいラーメン店を小机城と共にアップ。
 2019年7月6日に入店。明治通り南下、甲州街道も渡り、hisの西側。17時30分、既に行列あり。
 海老つけ麺880円を食す。すごくエビ。太麺によく絡むエビつけ汁。つけ汁はすり潰しているのか、甲羅の感触があり、その食感がまたよくてうまい。チャーシューというか角煮と言うべきか、こちらもうまい。角煮一品で出せるであろう。並盛りだったが、量が多く満足、というか大盛りは厳しいかも。ごちそうさまでした。



ラーメンの写真
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