熊本城

Basic information
name熊本城
another name銀杏城 千葉城 隈本城 
selected100名城 92
location熊本県熊本市中央区本丸

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Data




Map




Record

攻城日時

2020年3月8日

攻城手段

徒歩 熊本市電

攻城記録

 熊本県の100名城、熊本城。加藤清正が400年前に築いた。1877年(明治10年)の西南戦争で、難攻不落の堅牢さを世に知らしめた。しかし、2016年(平成28年)に熊本地震が起こる。地震は4月14日、16日に発生し、震度7の激震を2度に渡って受け、熊本城の変状した石垣の1割が崩落。崩落箇所を含め、全体の約3割で修復が必要となった。

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 大天守小天守
 西南戦争開戦直前、原因不明の火災で天守や本丸御殿など主要な建物が焼失。現在の天守は1960年(昭和35年)に鉄筋コンクリで外観復元されたもの。熊本地震では大天守最上階のほとんどの瓦や鯱瓦が落ち、入口付近の石垣が崩落。現在は大天守の外観工事は終わり、内装工事を行なっている。小天守は、石垣の積み直し作業は終わり、仮設屋根も撤去され、鯱瓦の設置も完了。完全復旧は2021年春を目指しているそうだ。2019年10月から特別公開第一弾として日曜祝日限定で大天守外観を近くから見れるようになった。
 宇土櫓
 この5階櫓は、西南戦争、1889年熊本地震、第二次世界大戦、そして2016年熊本地震でも、大きな被災を免れた(付属する続き櫓は倒壊)。本丸の北西隅にあり、高さ21mの高石垣の上に建つ、3層5階地下1階の地上高19mの日本一の櫓。

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 さて、熊本城。前日の18時25分、熊本港から九州産交バスで、桜町バスターミナルへ。19時着。島原半島から熊本に帰ってきた。スタンプのある桜の馬場城彩苑が20時までやっていることをHPで知り、押せれば幸いと、雨の中足を運ぶ。途中、熊本城の大天守が見え、加藤清正像に会う。城と加藤清正像の配置関係が、名古屋城に似ている。清正は名古屋城のそれより、顔が大きく日本人体型で、生命力が強くいきいきした印象。さて、城彩苑へ急ぐ。今日スタンプが押せれば、明日は早朝に加藤神社と二の丸から熊本城を拝んで、久留米城に向かうことができる。4城予定を3.5城にできるのはかなり大きい。桜町バスターミナルから徒歩8分程度。城彩苑の観光案内所は明かりがついている。がしかし、17時30分で営業終了の張り紙が出ている。HPには20時と書いてあるじゃないか、、。新型コロナの影響と言えばそうなのだろうが、、。近くにいたタクシーのおじちゃんにダメ元で聞いてみると、観光案内所に知り合いがいてそいつに電話してくれると。一瞬期待したが、「新型コロナのせいで早く終わるみたい、やっぱり今日はもうおしまいみたいだね」と。仕方なく諦める。しかし折角だから熊本城を一周することにした。明日3.5にはできなかったが3.8程度にするべく、20時を回っていたが歩き出す。

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 桜の馬場城彩苑から奥の行幸坂を(西に向かって)登る。行幸坂の横(北)には備前堀と飯田丸五階櫓があるのはずなのだが、暗くて見えない。ここは明日の朝見よう。左折(南)して未申櫓を見学。ここはライトでよく見える。二の丸に右折して(西へ)入り、本来なら明日の日曜に入れるはずだった特別公開日入口をうらめしい顔で通り過ぎて(西へ)、戌亥櫓を見学。戌亥櫓に着く手前で右方向(北)に目を向け、宇土櫓、大天守小天守を拝むことができた。宇土櫓、大天守小天守は工事中だからなのか?それともライトアップなのか?とても明るい。戌亥櫓を右折して(北へ)、某庵坂を進み、北大手門跡のところで右折(東へ)、道なりに進むと加藤神社に到着する。加藤神社は宇土櫓の北西にあり、すぐ目の前。深い堀底から高い櫓台、宇土櫓まで眼前でじっくり見ることができる。現存三重櫓中最大の大きさ21mを誇る宇土櫓。続櫓は跡形もなく、板塀が剥がれていたり、熊本地震の爪痕が今なお残る。今は夜で、雨。そんなコンディションで傷だらけの宇土櫓を目の前にすると、栄枯盛衰をいつもの10倍は感じることができて、それはそれでよかった。ライトに照らされた雨の宇土櫓もまた格別だと思う。不思議な、独特の空気を纏っていた。さて、今日はここまで。足裏の水膨れをかばって歩いたせいで、スネの外側の変なところが痛む。続きは明日の朝。加藤神社から棒庵坂まで戻り、時計の針で言うと10時から5時までを進む形で、平櫓を通り過ぎ、厩橋から車道に抜けた。南へ進めば、長塀、馬具櫓があったはず、そこから城彩苑にも戻ってこれる。明日はそのルートも回りたい。
 そして、翌8日朝、7時15分カプセルホテルを出発。熊本城へ。天気は快晴で気持ちがいい。まずは西側から入り長塀に着く。長塀も補修中。昨晩とは逆ルートで回ることにする。長塀を左にして北上、平御櫓を流し見ながら、東十八間櫓、北十八間櫓と回る。東十八間櫓は、当時ニュースで全壊の様子を見た記憶が蘇る。北十八間櫓は、大きな石垣と同じくらい大きな鉄骨台で横方向に押されて支えられている。武者返し、と呼ばれる、加藤清正独自の勾配と美しさのある石垣は、どこもまだ立ち入り禁止で直下に立つことが叶わず残念。北十八間櫓から、平櫓、不開門を見て、西に折れ、棒庵坂を登る。木立の間から遠く大天守小天守もちらちら顔をのぞかせる。北大手櫓門から、南に入り加藤神社方面へ。この辺りも石垣は大きく崩れ石の裏が剥き出しになっている。シリコンを混ぜたコンクリのようなもので全体を覆い保護されている。加藤神社着。昨晩は暗くて見えなかった堀底もよく見える。宇土櫓の大きさは改めて巨大で、他の城の天守と遜色ないサイズである。石垣は櫓の2倍分の高さがある。朝日を背中に浴びて堂々とそびえ立っている。向かって右側の続櫓は倒壊し、今は櫓台の石垣しかない。この角度からだと、宇土櫓の向かって左に、大天守と小天守が見える。大天守の右には赤いクレーンが見えている。完全復旧は2021年とのことだった、地震から数えると5年後、もう少しかかる。さて改めて堀底から宇土櫓の石垣をじっくり眺める。武者返し、こと、清正流石垣。傾斜は急で、反りはないように思える。美しいラインが朝日に映える。そして、加藤神社の境内に入り、北から南に向かって宇土櫓と大小天守を眺め、二ノ丸方面へ進む。瓦の資材置き場を通り、戌亥櫓を内側から見学。戌亥櫓。櫓自体も損傷しているが、ここからは角だけで支えている櫓台は見えない。戌亥櫓から続く土塀の瓦の損傷が激しい。天辺の瓦が外側に回転し崩れ落ちそうな状態のままになっている。さて、二の丸着。しかし朝日を浴びてもろ逆光のため、あまりはっきり見えず。引き返して、戌亥櫓を外側から見ることに。角だけ残ったとしてニュースによく取り上げられた飯田丸五階櫓もそうだが、実はこの戌亥櫓も今なお角石だけで支えている状態。角が残り、間の石垣はほじくり出されたような状態。やはり角は強い。算木積み強し。さて、さらに進み、未申櫓を見上げて、桜の馬場城彩苑へ。時刻は8時50分。昨晩は閉まっていた観光案内所の自動ドアが開きホッとする。本来は9時からで時間前だったようだが、スタンプを押させてくれた。昨晩から熊本城を2周回ってようやくスタンプを手に入れたので、とても満足。熊本城は、完全復興前にその工事の過程を拝むことができてよかった。花畑町から熊本市電に乗り、熊本駅へ。少し時間があったので、ドーナツ棒といきなり団子を買う。今日は水膨れよりもおしりの筋肉が痛い。水ぶくれをかばって歩き続けたせいだろうか。今日はこれからあと3城ある。がんばろう。

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today's ramen

『天外天 本店』 (熊本駅) ラーメン 730円



impressions

 島原から熊本に戻り、あわよくば押せれば、と雨の中急いで向かったスタンプ設置所も閉まっており、熊本城を雨の中一周した後に、足を運ぶ。友人から教えてもらったラーメン屋。熊本駅にもあるが、熊本城に比較的近い本店に到着。新型コロナの影響は何のその、満員で、3,4人の待ち行列を成している。順番が来てカウンターに座り、ラーメン730円を注文。
 いや、うまい。珍しくチャーシューから口に入れたのだが、チャーシューとスープの上に、ローストガーリックがフリかけられている。これはうまい。豚骨スープも味わい深くて美味しい。ネギの量もグッド。キクラゲも入っていて食感もよし。店員さんの元気も礼儀もよし。熊本ラーメン自分ランキングで、桂花ラーメンを抜き、一位に躍り出ました。



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