小谷城

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name小谷城
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selected100名城 49
location滋賀県長浜市須賀谷町

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Data




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Record

攻城日時

2020年9月11日

攻城手段

JR北陸本線→レンタサイクル→徒歩

攻城記録

 滋賀県の100名城、小谷城。浅井長政の祖父、浅井亮政(すけまさ)が琵琶湖を一望できる小谷山に築城。亮政、久政、長政の浅井三代の居城。戦国屈指の山城である小谷城は、本丸や大広間がある中心部の他に、谷間の平野部となる清水谷を取り囲むように、尾根沿いに大嶽(おおづく)、福寿丸、山崎丸、月所丸(げっしょまる)などの曲輪を馬蹄状に配置していた。城の最高部、山王丸には大石垣も残っている。

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 3代目長政は永禄11年(1568年)、織田信長の妹お市を妻に迎え勢力の拡大を図った。しかし長政は元亀元年(1570年)、朝倉攻めに出陣した信長に突然反旗を翻す。
 浅井氏は朝倉氏とも長年に渡る同盟関係にあり助けるべしと進言する家臣もいたという背景と、また長政自身も父とは方針が異なり(祖父路線)浅井家は他家の配下にはならず独立した大名でありたいという考え方だったこと、信長に反旗を翻した理由はいくつかあるらしい。このまま信長と同盟関係にあり続けその軍門に降ってしまうことを恐れたのだろうか。信長は浅井討伐に矛先を転じ、徳川家康と連合軍(29000人)を組み、姉川で朝倉浅井の連合軍(18000人)を破ったが(※姉川の戦い)、小谷城を落とすまでには至らなかった。しかし信長は小谷城攻略を諦めず、天正元年(1573年)小谷城は信長によって落城した。羽柴秀吉は南北に長い小谷城のほぼ中央部に位置する京極丸を攻め落とし、本丸の長政と小丸の久政を分断、それを契機に小谷城は落城した。その後城は秀吉のものに。3年ほどして長浜城に移り、小谷城は廃城となる。
 浅井三代の起こりについて。
 おじいちゃんの亮政は京極氏の家臣団の中から頭角を現した。北近江の勢力争いにおいては、六角氏とは敵対路線の考え方。一方その息子久政は六角氏の配下につき争わないという融和路線の考え方。そして孫の長政は祖父同様に敵対路線の考え方。

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 さて小谷城。北陸攻城の3日間の初日、1城目。6時9分東京発(のぞみ)、名古屋乗り換え(こだま)、米原経由で北陸本線に乗り、8時51分河毛着。駅舎を出てこれから向かう小谷城方面を眺める。向かって右手前に信長が布陣した虎御前山城(とらごぜやま)、左奥に小谷城が見える。一番高いところが大嶽、右に少し低く山王丸、京極丸、本丸、と連なる。

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 下調べでは、駅から小谷城戦国歴史資料館まで徒歩で30分、レンタサイクルで15分。わざわざ名古屋乗り換えの新幹線に予定を変更して30分間というアドバンテージを捻出したこともあり、ここはやはりレンタサイクル一択。河毛駅でレンタサイクル500円を借りて東へ。9時25分駅河毛を出発、9時40分戦国歴史資料館着。戦国資料館は、清水谷の入口にある小さな資料館。館内は2部屋ほどしかなく見学にそう時間はかからない。浅井三代の知識等を仕入れ、スタンプも押し、出る。出て、清水谷を自転車でちょっと奥の方まで進む。屋敷跡の看板がちらほらあり、当時は山に囲まれたこの谷が生活エリアだったことを伺い知る。引き返し、10時10分資料館発、10もかからず出丸入口である戦国ガイドステーション着。
 平日だからか新型コロナの影響下だからなのかガイドステーションは閉まっている。大河ドラマ「江」の放映記念の大きな兜のオブジェを写真に収め、10時20分戦国ガイドステーションを徒歩で出発。しばらくは登り坂の車道を行き、途中から追手道である山道に入る。山道は岩盤が剥き出しで、鋭利なサイコロ状の小岩が砂利のように敷かれ、決して歩きやすくはない。黙々と登る。雨を覚悟していたが思いのほか晴天。湿気を感じる蒸し暑さの中、至近距離でセミが鳴き、足元ではバッタやカエルが跳び、そこらかしこから尻尾が青メタリックなカナヘビが飛び出てくる。熊出没注意の看板もあり。
 さて、出丸、金吾丸、馬洗、本丸と進む。本丸前には大広間という広いスペースがらありその奥に本丸石垣が見える。本丸には浅井長政が自刃した赤尾屋敷跡もあり。引き返す時間を気にしつつ、山王丸の大石垣までは、とさらに登る。本丸から程なくして京極丸に立つ。ここ京極丸は、本丸の長政と小丸の久政を秀吉が分断し信長方の勝利を決定的にした戦場。秀吉もよくここまで攻め上ってきたものだと感心。京極丸からさらに少し登り、山王丸に11時15分着。噂の大石垣はそこまで大きくはなかったが、破壊され遺構があまり残っていない小谷城の中では比較的映えるスポットか。しばし写真に収める。この先の大嶽に行く時間はなく、ここで引き返す。
 下り坂を早歩きで下山。11時55分ガイドステーション着。すぐに自転車に乗り河毛駅に12時5分着。駅到着と同時に強い通り雨が降ってきた。幸運。12時22分河毛発、福井へ向かう。初日の中では難所の小谷城を予定時間通りにクリアすることができ一安心。

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today's ramen

『麺屋たい風』 (JR北陸本線 長浜駅)  たい風らーめん 700円



impressions

 河毛から福井へ向かうため、一旦長浜に戻り特急に乗ることに。その長浜で30分ほど時間があったため改札を一旦出て近くの駅ビルに入る。しかし食べるとなるとやはり時間があまりない中、ワンオペなのかなかなか注文ができずやきもき。ようやく注文ができてから出てくるまでは速かった。たい風らーめんを食す。
 普通にうまかった。スープは塩豚骨。ネギ、チャーシューとシンプルな具材だが普通にうまかった。狭い店内は8割方埋まっている中、急がせてしまいワンオペお姉さんごめんなさい。



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