岡城

Basic information
name岡城
another name臥牛城
selected100名城 95
location大分県竹田市竹田

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Record

攻城日時

2022年7月24日

攻城手段

レンタカー

攻城記録

 大分県の100名城、岡城。断崖絶壁を巧みに生かして構築された要塞で、人気城番組の最強の城決定戦でも最強に選出されたことがある。山に累々と巡る石垣が見事。最も高い石垣は三の丸北側の高石垣だが、大手門周辺の高石垣や本丸御三階櫓台の石垣など、石垣の美しさと迫力を堪能できる城である。
また岡城は、滝蓮太郎作曲の「荒城の月」のイメージともなった城として有名。

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 岡城は、西の丸の標高が325m、城下町との比高95mの天神山に築かれた山城である。その歴史は古く、文治元年(1185年)に緒方氏が築いたのが最初だと伝えられる。その後、元徳3年(1331年)に志賀貞朝が入り城を拡張した。現在残る高石垣を多用した近世城郭となったのは、文禄3年(1594年)に中川秀成が入ってからのこと。本丸を中心に二の丸、三の丸、西の丸が配置され、高石垣が巡らされた。本丸には天守に相当する御三階櫓が、西の丸には御殿が造られた。
 明治になって城の建物はすべて解体。この地で過ごしたことがある作曲家瀧廉太郎の代表作「荒城の月」はこの荒廃した岡城がイメージになっているといわれている。※100城本より引用

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 さて、岡城。11時半、角牟礼城を出発しレンタカーで岡城に向かう。大分県竹田市にある岡城まではここから73km。上で2時間10分、下だと2時間20分と出ている。直前にパニックが出てしまった今は高速の運転ができないため、上も下もそう変わらない時間なのはありがたい。ゆっくり慎重に運転する。途中の玖珠郡玖珠町の本屋で100名城本を昨日落とした友人が100名城本を改めて購入。真っ白なスタンプ帳。羨ましいというのはおかしいが、でも少しそんな気持ちも芽生える。

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 13時30分、道の駅竹田(タケタ)に到着。だんご汁定食900円を注文。ゆでもちつぶあん422円も購入。めちゃめちゃうまい。 14時10分出発。14時20分岡城着。駐車場に着いた時点で、目の前の崖のような岩盤とその上に据えられた石垣が目に入り、否が応でも期待が高まる。岡城は有料、300円。整備等に当ててるのか、全体的によく整っていてトイレなども新しくきれい。券売所でスタンプを無事押す。81城も回っていた友人は新たな気持ちで1城目のスタンプを押した。これからリスタート、という幾分か晴々とした表情。その大らかさに頭が下がる。(結局は後日本は戻ってきたため、逆に岡城のスタンプだけ欠落することに、、。)
 さて登城開始。左側が高くそびえる切り立った岩盤、右側に古い土産物屋やペンションがちらほら並ぶ。これらが有料の券売所よりも奥にあるのがおもしろい。鬼百合などの植物も咲いている。大手道の上りスロープで既に見事な石垣が続く。そして大手門跡に到着。石垣しか残ってないのだが、大ぶりの石を使った重厚で見事な大手門。大手門石垣に登り、高いところから周囲を見渡すと、左右それぞれの遥か奥の方に石垣群がみえる。思っていたよりも岡城は広そうだ。地図を見ると岡城の縄張りは、頭を左にして仰向けに横たわるタツノオトシゴのような形。大手門は首後ろの位置。有名な三の丸高石垣や本丸、滝廉太郎像はお腹の辺り。
 本丸方面に向けて歩き始める。途中の家老屋敷跡などは一つ一つが広大。しばらく歩くと進行方向に三の丸や本丸付近が見えてきた。右側が切り立つ崖で、細長く延びる電車の車体上を歩いているような気分になる。なんと素敵な光景、ここが三の丸高石垣か、と思っていたら、どうやらそれは逆サイド。三の丸手前に来て、左側にそれは現れた。それはそれは見事な高石垣が出現。最強の城決定戦で高橋秀樹も熱く語っていたが、よくぞまあこんな崖に石垣を築けたものだ。写真を撮ろうと身を乗り出すことが憚られるほどの高さ。こわごわと見下ろす遥か下には森、遠くに山並み、青空の下そびえ立つ高石垣、本当に見事だった。
 三の丸跡には他にも巨石の櫓台がごろごろと座っている。また奥には滝廉太郎の銅像があり。小顔の蓮太郎先生は素敵なポーズで中空を見つめ佇んでいる。その横に休憩所があり入るとピアノがあり自由に弾いてくれとある。みなここで荒城の月を弾くのだろう。自信があるのであろう、友人は空気を読まずにロンドン橋を一生懸命叩いていた。建物の中には階段がありそれを登ると一段高い縄張りの外に出ることができる。そこが本丸。広い。神社や御三階櫓跡がある。そして眺めがとてもよい。四方は高石垣で、当然柵も何もない。近づくのがおっかない。一体当時はどのくらいの頻度で転落事故が起きていたのだろうか。まあ城は戦うためにあるから危険なのは織り込み済みなのだろうが。しかしこれ、観光客もきっと落ちているだろうな、、。一頻り写真を撮り、静寂とホトトギスの声と、おいしい空気と眺めを楽しみ、そろそろ帰り時間が迫る。
 15時40分、岡城発。レンタカーで湯布院方面へ戻る最中に大粒の雨が降ってきた。セーフ。今日はいろいろあったが、岡城は最高で、天気にも恵まれた。予定していた臼杵城や原尻の滝はまたの機会となったが、仕方ない。逆に余裕のある攻城となりよかったのかもしれない。湯布院へは17時半に着き予定時間内にレンタカーを返すことができた。

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today's ramen

『道の駅 竹田』  だんご汁定食 900円



impressions

 岡城までほど近い道の駅竹田(タケタ)に13時30分到着。道の駅竹田は国道442号沿いにあり、採れたて野菜の入ったランチを食べられるレストランや、地元特産品や農産加工品の直売所もある。まずは腹ごしらえを。
 だんご汁定食900円を注文。ゆでもちつぶあん422円も購入。めちゃめちゃうまい。だんご汁もそうだが、直売所にはやせうまなど義父母の家で食べたことのあるメニューが並び、親近感を覚えた。大分は食べ物がおいしい。



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