大洲城

Basic information
name大洲城
another name地蔵ヶ嶽城 比志城 大津城
selected100名城 82
location愛媛県大洲市大洲

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Data




Map




Record

攻城日時

2019年12月21日

攻城手段

JR特急宇和海→タクシー、徒歩

攻城記録

 愛媛の100名城5つのうち1つ、大洲城。大洲はもともと「大津」という地名。津は港を意味する文字。大洲城は、鎌倉時代末期に宇都宮豊房が築いた地蔵ヶ岳城に始まる。

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 1331年(元弘元年)伊予国の守護、宇都宮豊房が大津に城を築城。地蔵ヶ岳城。戦国末期まで約230年間、宇都宮氏が治めた。1568年(永禄11年)宇都宮氏は、河野、毛利連合軍に敗れる。城は河野氏の預かりとなる。その後、1585年(天正13年)秀吉の四国攻めの際に、河野氏は、小早川、吉川連合軍に敗れる。四国攻めの後、小早川隆景は伊予35万石を秀吉から与えられ、湯築城を居城とし、大津城を支城とした。1587年(天正15年)小早川隆景は九州に転封。代わって戸田勝隆が入る。1594年(文禄3年)戸田勝隆は朝鮮出兵で病死。1595年(文禄4年)藤堂高虎が宇和郡板島7万石として入封、大津城を居城とした。藤堂高虎は1600年(慶長5年)関ケ原の恩賞で今治付近を加増され20万石に。1602年(慶長7年)今治城の築城を始め、大津城は息子高吉を城代とした。1609年(慶長14年)脇坂安治が淡路国洲本から5万石で入封。この配置換えは瀬戸内海対岸の福島正則対策だという説もあり。1617年(元和3年)脇坂安治は信濃飯田城に転封。※脇坂安治が洲本から天守を移築し、併せて地名も大津から「大洲」に改名したという説もあり。脇坂安治の転封と同時に、加藤貞泰が伯耆国(ほうきのくに)米子から入封。以降版籍奉還まで加藤氏が治めた。

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 さて、愛媛2日目、本日1城目の大洲城。8時前ホテル発。松山駅から8時9分発JR特急宇和海(うわかい)に乗り、8時45分伊予大洲着。余談だがJR伊予線もSuica系が使用不可。JR四国もICカードが使えず、愛媛にきて以降現金ばかり。伊予大洲駅から大洲城まで徒歩だと1.9km 25分かかる。行きは時間を惜しみタクシーで移動。肱川を渡り右折、大洲城着。天守に向かって左に高欄櫓、右に台所櫓が配置されている。

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 大洲城はありがたいことに復元天守。江戸時代の資料や写真がよく残っており、かなり精密に復元されている。台所櫓から入り、天守へ。中に入るとやはり模擬とは比べ物にならない精密な再現。天守への階段もものすごく急で、確かに復元天守。バリアフリーのこのご時世に反対の声も多かったのではないだろうか。史実に沿った復元と、ユニバーサルデザインと、どこの城でもその間で悩んでいるだろう。天守からは付け櫓である高欄櫓へも行くことができる。高欄櫓は1860年頃に再建され、昭和に大改修した重要文化財。高欄はあるが回縁ではないので外に出ることはできないが、高欄から見下ろす城下と肘川は見事だった。小早川隆景や藤堂高虎、脇坂安治もこの光景を眺め、感嘆の息を吐いたことだろう。天守を後にし、本丸、行きはタクシーのため見ることのできなかった二の丸、門と、城郭を降りつつ見学。大洲城は石垣も見事で、丸亀を彷彿とさせる高石垣もある。いや、高石垣と言っても表面だけで裏は地盤。傾斜に立つと高さはあっても高石垣とは言わないのだろうか。
 大洲城を後にし、伊予の小京都、大洲を限られた時間ながら散策。もと大洲銀行の「赤煉瓦館」、藤堂高虎の重臣渡辺勘兵衛の庭園跡である「臥龍山荘」、歴史探訪館(無料)、大洲コロッケとジャコカツがうまい「町の駅あさもや」などに寄る。そこから歩いて25分程度で大洲駅着。12時3分大洲駅発、特急宇和海に乗り、宇和島へ。大洲は町の保全が計画的にしっかりなされている印象。大正浪漫、明治昭和の雰囲気を残した素敵な町だった。臥龍山荘が重要文化財だからか、併設の茶屋がミシュラン1つ星だからか、か、香港の方など外国人観光客が多い印象を持った。

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today's ramen

『大洲まちの駅あさもや』 (大洲駅) 大洲コロッケ、ジャコかつ、志ぐれ 計700円程度



impressions

 臥龍山荘から徒歩10分くらいか。昼食を取る時間はなく、まちの駅あさもやで、大洲コロッケ、ジャコかつ、大洲名物志ぐれを購入。これらがとってもうまい。
 コロッケとカツは注文してから揚げてくれるため8分ほど待たされるが、できたてでほくほくとうまい。大洲コロッケは優しい味で腹に染み渡った。やはり時間はなく、駅に向かって歩きながら食べるという食べ物にはアウェーな中でも彼らは十分にうまかった。ごちそうさま。志ぐれはもちもちとした甘すぎない餡がおいしくて土産にも購入。ちなみにあさもやはSuicaが使える。ありがたい。愛媛に来て以来コンビニ以外では初めて使用することができた。



店の外観 コロッケ 志ぐれ
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