佐賀城

Basic information
name佐賀城
another name佐嘉城 栄城 沈み城 亀甲城
selected100名城 89
location佐賀県佐賀市城内2丁目

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Data




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Record

攻城日時

2020年3月8日

攻城手段

長崎本線 バス

攻城記録

 佐賀県の100名城、佐賀城。10代鍋島直正で有名な、鍋島氏36万石の居城、佐賀城。もともとこの地は龍造寺氏が治めており、村中城を居城としていた。その村中城を、鍋島直茂、勝茂親子が改修、拡張、1611年(慶長16年)に完成した(鍋島直茂は龍造寺隆信の家老、肥前佐賀藩の藩祖)。城下には豊前小倉から長崎まで続く長崎街道が通り、宿場町としても栄えた。1874年(明治7年)に起きた佐賀の乱では、江藤新平たち反乱軍に一時占拠され、建造物の大半を失う。遺構はその後も随時破却され、今も残るのは、鯱の門(本丸の門)、続櫓、石垣のみ。

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 鯱の門壁は白壁で、棟の両端には名前の由来である青銅製の鯱が置かれている。どっしりと構えた門や扉には「佐賀の役」の弾痕が生々しく残り、当時の闘いの凄まじさを物語る。なお、鯱の門と続櫓は国の重要文化財に指定されている。現在は、城跡は佐賀城公園として整備され、2004年(平成16年)には木造復元建物としては全国最大級の規模を誇る本丸御殿(佐賀城本丸歴史館)が建てられている。なお、本丸御殿のうち、御座間の部分は天保期の瓦や柱がそのまま使用されているそうだ。
 ※竜造寺隆信
 ちなみに、肥前国、村中城を居城とした龍造寺隆信は、同じ九州で勢力を張る大友氏、島津氏と肩を並べるほどの大名へとのし上がり、「肥前の熊」と呼ばれ周辺諸国を震撼させた。

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 さて、佐賀城。15時38分、吉野ヶ里からJR長崎本線で10分ちょっと。15時52分、佐賀駅着。本日4城目、佐賀城。駅前から2km、25分程度。本来なら楽勝で歩くのだが、本日4城目、3日で10城目のこの足にはちょっとしんどい。観光案内所に行き、周遊バスが20分間隔で出てることを知る。ちょうどあと5分で次のバスなので、それで行くことに。歩くと30分、バスだと10分、今の足腰にはこの差はとてもとても大きい。16時、バスに乗り出発。

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 、、するはずが、バスを見逃す。見過ごしたようだ。3番の前には停まらなかったじゃないか、、。しかし救う神あり、横にいた優しい道端アンジェリカのようなお姉さんが代わりのバスを速やかに探してくれて、16時7分、改めて出発。16時半前、佐賀城跡着。バス停から道路を挟んですぐに佐賀城が見える。左から真鍋直正像、鯱の門、天守台。真鍋直正の大きな像を拝んでから、まずは鯱の門へ。この鯱の門は現存で重要文化財。名は体を表す。屋根の両サイドには立派な鯱が設置されている。門は江藤新平の乱の銃弾で穴が空いている。石垣は、打込剥だがきれいに整形されていて、ノミハツリもある。比較的新しい石垣なのだろう。鯱の門を見て、天守台へ。そして、復元された国内最大級の本丸御殿へ。時刻は17時を回ったところ。スタンプを押して一安心。ここ佐賀城本丸御殿は18時までやっている珍しいところなのだが、今は新型コロナの影響で営業時間が各地乱れている。無事押すことができホッとする。この本丸御殿、とても立派。広くて新しくきれい。苦手な幕末や近世のこともパネルでわかりやすく教えてくれた。しかしさっきまで弥生時代(吉野ヶ里)、いまは幕末。あまりのタイムスリップと疲労でうまく頭に入らなくて困る。とりあえず写真に収めてあとでじっくり見ることにする。
 鍋島直正の名は品川台場の最新洋式砲で出てきたが、改めてその偉業に感心する。佐賀藩10代藩主、鍋島直正。江戸の桜田藩邸で生まれ育ったからか、着想や考え方が最新式。質素倹約に努め、藩政を建て直し、フェーントン号事件で海防も担うことになったために起きた赤字財政の建て直し、反射炉の建設、日本初の鉄製大砲、蒸気船の作製。挙げたらキリがない。佐賀藩が国内で初めて成功した反射炉は、佐賀藩の技術者が各藩に招かれ広がり、鹿児島、伊豆韮山へと広がった。てっきり薩摩の島津斉彬が最初かと思っていた。鉄製大砲の先駆者だったため、品川の台場に備える大砲も佐賀藩に依頼された。直正はその後、蒸気船にまで手を出す。精錬方が蒸気船雛形(模型)を作り庭で試運転させていたそうな。幕府や諸藩に先駆け、西洋式軍備を整えた鍋島直正。偉大。さすがは頭のいい直正。戊辰戦争も潮目を見て最後は新政府軍側につき、切り抜ける。新政府では議定、北海道の開拓担当となった。ちなみに佐賀藩からは偉人がたくさん出ている。大隈重信、副島種臣、江藤新平などなど。マツユキヤスコモサガ♪ならぬオオクマシゲナブハサガ♪だなと思う。時刻は18時前。バスに乗り佐賀駅へ。本日の4攻城をつつがなく終えた。足腰は辛かったが、佐賀ではバスで往復できたのが助かった。運転手さんも最初の一人を除き、みな親切だった。ありがたい。明日は九州攻城の4日目、最終日。ここまで3日で10城。明日はもう2城。唐津へと向かう。

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today's ramen

『寅ちゃんうどん(佐賀駅ビル店)』 (長崎本線佐賀駅) 肉うどん 650円



impressions

 駅ビル中でラーメン屋を探す。そもそも、唐津行きの電車まで15分しかない。見つけた「寅ちゃんうどん」に駆け込みで入り駆け込みで出る。店のおばちゃんも、45分の電車に乗るってー(いそいで!)、と協力してくれた。Suicaで先に支払い、うどんも速攻で出てきた。肉うどん630円を食す。
 うまい。牛肉の出汁がきいた甘い汁に、ネギ、かまぼこ、うどん。いわゆる素朴なうどんだが、食べてみてラーメンより今は体がこれを欲していたことに気づく。本来は友人に教えてもらったビッグワンに行く予定だったのだが、日曜定休。時間もなく、結果寅ちゃんうどんでよかった。ごちそうさま。



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