米子城

Basic information
name米子城
another name湊山城 久米城
selected続100名城 169
location鳥取県米子市久米町

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Data




Map




Record

攻城日時

2020年1月12日

攻城手段

高速バス 徒歩

攻城記録

 鳥取県の続100名城、米子城。毛利の山陰平定後に、吉川広家が築城した米子城。米子城は、中海にほど近い湊山(みなとやま)の山上にある。戦国時代には、毛利と尼子が激しい攻防戦を繰り広げた。

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 吉川広家は、吉川元春の三男。 広家の父、吉川元春は、毛利元就の次男であり、小早川隆景とともに毛利両川の一人。つまり広家は、毛利元就の孫。その吉川広家は、1591年(天正19年)に築城を開始。吉川広家は、関ヶ原で敗れた西軍側でありつつ内通し東軍の勝利に貢献、岩国に転封。1602年(慶長7年)に駿河から入封した、中村一忠が完成した天守閣に入った。
 米子城は、古くは室町時代に遡る。山名宗之が、米子城が立つ湊山(みなとやま)の横にある飯山(いいのやま)に城を築いたのが始まり。その後、戦国時代には尼子氏がここら一帯を支配した。そして、湊山に石垣の城が築かれたのが戦国時代末期、つまり毛利の山陰平定で吉川広家が城主となり築城した時。以上が、大きな流れである。
 吉川広家の岩国転封に代わり入封した中村一忠の後は、加藤氏、池田氏と経て、江戸期には伯耆国18万石として栄える。最後は池田家家老、荒尾氏が城代として、明治初期まで治めた。1873年(明治6年)に米子城は売却され、取り壊された。(以上、パンフや公式HPから引用。)

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 さて、米子城。西の端っことはいえ、鳥取県には初めて訪れる。前日、岡山駅西口バスターミナル26番から米子行きの高速バスに乗る。19時10分岡山発、21時45分米子着。移動時間は2時間30分、3500円。時間は30分ほどしか変わらないのに、特急やくもよりも1340円安くあがる。

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 バスは岡山ICから山陽道に入り、岡山JCTで岡山道→中国道→米子道。途中、米子道の蒜山高原SA(ひるぜんこうげん)で20分休憩。宮城県松島の「野蒜」(のびる)以外に初めて蒜の地名を見たように思う。ここで気づく。この休憩時間がなければ特急やくもと高速バスの所要時間はほぼ一緒。横にいた一服中の運転手さんに、特急やくもと高速バスがほぼ同じ時間なのはなぜだ?と問う。しかし明確な回答はなし。やくもはかなり揺れると言いますから、と深読みしてもよくわからない答えが返ってくる。まあ、要はやはりここら一帯は山なのだろう。バス車内でも何回も唾を飲み込み、耳抜きをした。山陽から山陰にかけてきっとかなりの登り傾斜なのだろう。だから特急も速度が出ない。
 さて、高速バスは米子に近づき、米子道の前方の地平線が横一線にキラキラ輝き出す。ここまでの車窓がほぼオール真っ暗だった対比でか、かなりの都会に出た感がある。そんなこんなで21時30分、予定より早く米子駅着。岡山からは休憩含めて2時間20分。結局特急やくもより速かった。ということで、岡山-米子間は、出発時間が合いさえすれば高速バスをお勧めする。ホテルまで少し歩く。米子に降り立った第一印象は、意外なほどに都会であるということ。遅い時間なので歩く人こそ少ないが、大きなホテルが多く、飲食店も充実している。米子駅西口の松本ホテルに宿泊。一泊3350円。古いホテルだがカプセル並みに安い。米子は鳥取の西端に位置しており、島根と県境。テレビをつけるとNHK鳥取とNHK島根が両方映る。
 さて、翌朝7時30分、米子城に向けて出発。米子城は、米子駅から西へ1km徒歩15分。歩きながら改めて米子は都会だと感じる。しばらく歩き、飯山だろうか?湊山だろうか?左手にこんもりとした山が見えてくる。大手門跡の桝形虎口に到着。石垣も大きくとても立派。道を再びそのまま先に進むと、登山道入り口がある。入口には竹杖が用意されているが、写真の邪魔になるので手ぶらで。途中途中で石仏が並ぶのを横目に、ひたすら石段を登る。ある程度登ると天守石垣群が見える。途中、鉄門跡で「残念石」を発見。剥き出しの岩盤に矢穴がついていて、米子城の石垣が地産地消であることがよくわかる。さらに登る。視界が開け不整形な巨石群が眼前に広がる。そして頂上へ。頂上は広く平らかに整地されており、天守の礎石跡も残る。頂上に来てまず、その美しいパノラマに息を飲んだ。市街地が360度一望でき、西方面に中海、南東方面に雪をかぶった大山(だいせん)を拝むことができる。天守跡の角に一つだけ置かれている「忘れ石」も発見。忘れ石には鳩が3,4羽とまっている。頂上東屋でスタンプを押印。一頻り絶景を楽しみ、内膳丸に向かうために下る。途中、天守を見上げる形で、四重櫓台を見上げる。もう見事の一言。傾斜が急な分、段状にしているのか。米子城は続100城の中でも特にお勧めしたい、石垣群と眺望が素晴らしい城だ。さて内膳丸に着きそろそろ時間切れ。頂上に戻り、大山や中海をもう一度眺めて、8時55分下山開始。9時に地上へ。そこから早歩きで駅へ。9時15分前着目。ギリギリ。9時17分安来に向けて出発。

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today's ramen

『麺屋 さくら井』 (三鷹駅) 特製醤油らーめん 1100円



impressions

 朝一攻城の米子城では残念ながらラーメンの時間が取れなかった。鳥取つながりということで、ガラスープに大山鶏を使っている東京三鷹にあるラーメン屋をアップ。
 三鷹駅北口、徒歩10分ちょっとの住宅街にある、2019年度ラーメン100名店「さくら井」。通りを挟んだ向かい側の戸建てでは、中年の男性が洗車をしているような住宅街にある。今日は2020年5月25日、月曜日。4月7日に発令された緊急事態宣言が本日明ける。思えば、九州攻城の最後に食した佐賀ラーメン「きあげ」のおくんちラーメン以来、外でラーメンを食べていない。
 友人と吉祥寺から歩き、さくら井に到着。住宅街に溶け込みつつ、シンプルで近代的な外観。時刻は正午頃。5,6人くらいが列をなしていた。新型コロナ対策で、店内には食べる2,3分前にならないと入れないシステムを敷いている。食券を先に購入し待つ。そして、いよいよ入店。内装はグレー基調だっただろうか、これまたシンプルで清潔。席も密にならないように配慮されていたため、ラーメン店特有の窮屈さもなく、居心地がよい。いつもこうあってくれたら個人的には嬉しい。特製醤油らーめんはすぐに出てきた。
 うまい。奇をてらわないシンプルな醤油ラーメン。芳醇な香りが漂うスープは、鳥取の大山鶏の丸鶏、博多の地鶏のガラを使用。他、木枯節、北海道産の真昆布なども使っているそうで、とても味わい深い。麺は細麺。チャーシューは2種類乗っている。鶏肉とレア気味な肩ロース。とても柔らかい。他、味玉、ほうれんそう、のり、メンマ、大きめのネギなど。2か月ぶりのラーメン、満足。レア気味の肩ロースチャーシューが個人的にはあまり好みではないが、それでもトータルで満足。ちなみにこのさくら井さん、水にもこだわっているそうな。調理から飲み水に至るまで提供するもの全てにいい水を使っている。店員さんも、愛想がありつつ無駄口はなく、黙々と作業をしていて好感を持てる。ごちそうさまでした。 



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