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Data
- 築城年: 1608年
- 廃城年: 1871年
- 城郭タイプ: 平山城(連郭式)※海城
- 天守タイプ: 複合式(望楼型)5層5階地下1階 ※RC製模擬天守
- 築城主: 寺沢広高
- 主な城主: 寺沢氏、土井氏、水野氏、小笠原氏
- 関係する武将:
- 主な遺構: 門、石垣、堀、模擬天守、復元櫓
- 主な石垣のタイプ:
Map
Record
攻城日時
攻城手段
攻城記録
佐賀県の続100名城、唐津城。寺沢広高は、秀吉の死後、関ヶ原で徳川方として戦い、恩賞として天草4万石を加増され12万石の大名となった。
▼read more!1633年に広高が亡くなると息子、寺沢堅高が継ぐ。しかし1637年に島原天草の乱が起こると、堅高は一時領主を没収される。結局は、父の功績などから天草4万石の没収だけで済んだのだが、堅高は10年後に謎の自害をする。寺沢家はわずか2代で改易。
▲close!さて、唐津城。11時20分、名護屋城から唐津バスセンターに到着。バスセンターから唐津城は1km、15分。先にラーメンか迷うも、ここバスセンターからだと城の方が近いので、唐津城を目指す。バスセンターから北上、正面には白い大鳥居が珍しい唐津神社がある。その横には唐津曳山センターがある。曳山とは唐津おくんちのお祭りで使う、いわゆる山車だろうか。江戸時代に刀町の石崎嘉兵衛とい人が赤獅子を作り唐津神社に奉納したのが始めらしい。おくんちとは唐津の方言で、供日が訛って、くんち、だそうだ。文字通り、お供えする日。秋の収穫祭だそうな。脱線したが、さて唐津城へ進む。西へ折れ直進。旧高取邸などの前を通り進む。その先は石垣の道と呼ぶらしい。狭い道の右側に石垣が続く。外堀の橋を進み、正面に唐津城が見えてきた。赤い高欄が特徴的。二の丸は今は唐津東高校になっており、石垣の中に校庭が見える。天守目指して歩を進める。ここは海沿いで、左側に海がある。虹の松原という、その昔、水野氏時代に起こった一揆の舞台。階段を登り、左が有料エレベーター、右が石階段。石階段のほうに進む。早稲田佐賀中高が横にあるが、殊勝にもフェンスではなく瓦付きの土塀にし、景観を損なわないでくれている。石段はそう段数はない。大野城を攻城した自分にはもはやこの程度は一跨ぎの段差に思える。4日間の長い攻城もこの唐津城でラスト、気持ちも自然と強気になる。
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石段を登り終え、天守が間近に迫る。立派な外観復元天守。真下から見上げると迫力がある。第一印象は福山城な感じか。天守は石垣の修復中か、続櫓でも作っているのか、入口が閉鎖され本日は出口から入るようになっている。受付でスタンプ押印。料金は500円。PayPayもいける。チケットのバーコードをかざすとゲートが開く。PayPayといいバーコード方式といい、城はあまり利便性を求めなくても、と個人的には思う。イマジネーションを損う。館内は、寺沢、土井、松平、水野、小笠原らのパネル展示が中心で勉強になった。
唐津城の築城者、寺沢広高は、文禄・慶長の役で、名護屋の地が出兵基地には適しておりよいと進言した人物。唐津城自体も名護屋城の破却材を用いて作られている。また、別の階には唐津の営みが展示されていた。唐津は、呼子に見られるように捕鯨の町で、紙すき、唐津焼なども盛ん。また、橋が多い。立地からそうなるのだろうが、唐津は橋の街だ。さて、最上階へ。回縁になっており外に出ることができる。虹の松原や曲輪が眼科にあり、唐津湾が広がり、とても景色がよい。仙台松島ほどではないが湾には大小の島があり、この景色目当てで訪れる人も多いのではないかな。束の間景色を楽しんで、唐津城を後にする。本日2城目。4日間で12城。我ながらがんばった。ラーメンを食べて唐津を後にし、福岡空港へ。東京に戻る。17時福岡空港発、成田空港に18時55分着。復路の成田空港では送迎バスが待っててくれたので、19時11分発の京成線特急に間に合った。第3ターミナルから15分くらい?かな。九州攻城、つつがなく終了。12城をまとめるのがたいへん、、
today's ramen
impressions
昨晩から目をつけていた。唐津駅直結の佐賀ラーメン「きあげ」。佐賀ラーメン2位、という、1位と書かれるよりもよほど信憑性が高いのれんに惹かれた。
おくんちラーメン750円が出てきた。見た目が異色。ネギや味玉の他、ぶっとい海藻に、串に刺さった豚バラ?。インパクトは大。お店はご夫婦か親子か、独特のリズムで歌うようにこまめに業務用の対話を繰り広げていて、おもしろい。
しかし、スープを一口、まずい、、。海藻がいけないのだろうか、ちょっと生臭さがある。スープも熊本ラーメンより薄い。佐賀ラーメンってこんな味?おくんちラーメンが失敗だったか?いずれにしても口に合わなかった。インパクトはあったのだが。佐賀ラーメン2位のはずだからもっとうまいはず、おくんちラーメンという冒険が裏目に出たのだろう。教訓。旅先のラーメンは奇をてらったものよりもスタンダードを選ぶべし。